がん患者さんにおすすめの柔軟性チェック

以前、がん患者さんは運動機能が低下しやすいことを紹介してきました。

がん患者の運動機能低下~ロコモティブシンドロームについて~

2022年2月23日

がん患者の運動機能低下~サルコぺニアについて~

2022年2月22日

がん患者の運動機能低下~フレイルについて~

2022年2月21日

       

がん患者さんは、骨と筋肉の両方に影響を受けやすく、筋力低下はもちろんのこと、柔軟性の低下が起こりやすい状態にあるといえます。

     

柔軟性の低下は、日常生活での動作を制限したり、転倒や骨折のリスクを高めたりする可能性があります。
        
まずは、ご自身の柔軟性が低下していないかをチェックすることが重要です!!

      

そこで今回は、ご自宅で簡単にできる柔軟性のセルフチェック方法を紹介します。

特別な道具を使わずに行うことができます。

それぞれの動画で、スポーツ庁長官の室伏広治さんが丁寧に解説してくださっていますので、ぜひ動画と合わせて確認してみてください。

           

30秒でわかるポイント

•上半身と下半身の連動を確認

•股関節と背骨の可動域を把握

•肩や肩甲骨の柔軟性をチェック

•胸椎や足首の動きを確かめる

•首の前後左右回旋をチェック

1. 上半身と下半身の可動性と体の安定性

   

2. 股関節と背骨の可動性

   

3. 股関節の可動性

   

   

4. 肩の可動性(内旋)

   

5. 肩甲骨の可動性(挙上)

   

6. 胸椎の可動性(回旋)

   

7. 足首の柔らかさ(背屈)

   

8. 首の可動性(屈曲、側屈)

   

9. 首の可動性(回旋、伸展)

      

最後に

柔軟性のセルフチェックについて紹介しました。

もっと詳しい方法については、スポーツ庁のホームページ(https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/jsa_00040.html)から動画で解説されておりますので、動画を視聴しながらチェックしてみてください!!

    

今回のセルフチェックで、もし体の動きに制限を感じる部分があったとしても、過度に心配しないでください。

ご自身の体の状態を知ることが、より良い生活を送るための第一歩です!!

      

柔軟性改善のためのホットパックの活用方法について知りたい方はコチラにを参考にしてみてください。

ホットパックは柔軟性に対して効果がある?どれくらいの時間行えばいい?

2023年6月6日
まとめ

•上半身と下半身の連動を確認

•股関節と背骨の可動域を把握

•肩や肩甲骨の柔軟性をチェック

•胸椎や足首の動きを確かめる

•首の前後左右回旋をチェック

注意
このブログは、ガイドラインや論文などの根拠をもとに情報を発信していく予定です。

しかし、がんの病態や治療方法によっては、お読みになっているがん患者さんにはその情報が当てはまらない場合もあります。

記事の内容を参考に新しく何かを始める場合には、担当の医師や医療従事者にご確認いただくようお願いいたします。

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