前回は、補完代替療法の情報発信として、厚生労働省が「eJIM」というHPを立ち上げていることを紹介しました。
eJIMの説明としては、
「厚生労働省eJIM(イージム:「統合医療」情報発信サイト)は、民間療法をはじめとする相補(補完)・代替療法*と、どのように向き合い、利用したらよいのかどうかを考えるために、エビデンス(根拠)に基づいた情報を紹介しています。決して個人の責任で実施するさまざまな療法を制限するものではなく、また特定の療法を勧めるものでもありません。」
と記載されています。
マッサージや太極拳、ヨガなどは、がんに関連する症状緩和の効果が期待できる可能性があるんでしたね。
こちらのHPには、さらに正しい情報取得するためのマニュアルも作成されています。
https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/index.html
そこで今回は、こちらのマニュアルに記載されている正しい情報の見極め方10か条を紹介させて頂きます。
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1.「その根拠は?」とたずねよう
例えば細胞実験や動物実験で効果があったので、おすすめされている食品があったとしたら、それは効果が期待できるのでしょうか?
「体にいい」と話題になっているものでも、その根拠をしっかり確認するようにしましょう。
今回のような細胞実験や動物実験はもちろんのことですが、例えば自分の年齢や病気と異なる対象の研究になっていることも多いので注意しましょう。
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2.情報のかたよりをチェックしよう
例えば、この治療院で治療を続けている人は100%必ず治りますという情報は本当でしょうか?
情報には、必ず何らかの偏りがあります。
例えば、ある商品についての情報が、その商品を販売している会社から提供されている場合、その情報は商品を良く見せるような偏りがある可能性があります。
そのため、情報を受け取ったときには、その情報がどこから来ているのか、どのような偏りがあるのかを確認することが大切です。
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3.数字のトリックに注意しよう
例えば、有効成分が1000mgと記載されているのと1gと記載されているのでは、1000mgの方が効果がありそうな気がしませんか?
数字は客観的なデータであるため、信頼性が高いと思われがちです。
しかし、数字もまた、トリックが使われることがあります。
例えば、「99%以上の人が満足しています」という表現は、実際には100人中99人以上が満足しているという意味ではありません。
実際には、「回答した人の99%以上が満足しています」という意味であり、回答した人数が少なければ、実際に満足している人数も少なくなります。
このように、数字もまた正しく理解することが大切です。
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4.出来事の「分母」を意識しよう
例えば、あるダイエットで成功した芸能人がいたら、自分もそのダイエットが成功しそうな気がしませんか?
「100人がダイエットに成功しました」というと、成功率が高い感じがしますが、「10000人中100人がダイエットに成功しました」というような場合もあります。
この場合、「分子」は「100人」、「分母」は「10000人」となります。
つまりダイエットの成功率はたったの1%ということですね。
この「分母」を意識することにより、出来事の全体像を正しく理解することができます。
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5.いくつかの原因を考えよう
例えば、「毎日ジョギングをしたら風邪をひかなくなったけど、他に原因はないの?」という場合、
ジョギングが風邪をひかなくなった唯一の原因であるとは限りません。
実際には、ジョギングによって免疫力が上がったこと、健康的な食生活を心がけるようになったこと、ストレスが減ったことなど、様々な要因が関係している可能性があります。
このように、ある出来事が起きたときには、その原因を複数考えることで、出来事の全体像を正しく理解することができます。
また、複数の原因を考えることで、問題解決のための適切な対策を立てることができます。
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まとめ
とりあえず、5か条目までをまとめました。
一つの情報をうのみにせずに、偏りやトリックがないか、他の理由がないかを考えて、信用できる情報が考える必要がありますね。
それでは続きは次回ご説明します。
・情報のかたよりをチェックしよう
・数字のトリックに注意しよう
・出来事の「分母」を意識しよう
・いくつかの原因を考えよう
このブログは、ガイドラインや論文などの根拠をもとに情報を発信していく予定です。
しかし、がんの病態や治療方法によっては、お読みになっているがん患者さんにはその情報が当てはまらない場合もあります。
記事の内容を参考に新しく何かを始める場合には、担当の医師や医療従事者にご確認いただくようお願いいたします。
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