第6回長崎がん看護・リハビリテーションマネジメント研究会に参加しました【研修会報告】

医療は年月とともに進歩していくものなので、医療従事者は知識をアップデートしないといけません。

そのため、定期的に学会や研修会に参加しています。

以前も記事で学会に参加したことを報告しました。

第11回がん理学療法カンファレンスに参加しました【学会報告】

2022年2月21日

今回、第6回長崎がん看護・リハビリテーションマネジメント研究会に参加して、新しい知識を勉強できたのでご報告いたします。

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まとめ
・第6回長崎がん看護・リハビリテーションマネジメント研究会の内容について紹介。

・胃がんや大腸がんの術前術後の嚥下機能の評価やリハビリについて聴講できた。

・緩和ケアにおける栄養療法の重要性について聴講できた。

・よっぽどの肥満じゃない限りは、痩せすぎないように、口から栄養を摂りましょう。

長崎がん看護・リハビリテーションマネジメント研究会とは?

がん医療には多くの医療職が関わります。

医師はもちろんのこと、看護師や薬剤師、管理栄養士、リハビリ専門職など多くの職種が、がん患者さんが元気に過ごせるように働いています。

多くの職種が働いているので、職種間の連携も大事になってきます。多職種連携というものです。

そのような背景のもと、多職種連携によるがん患者に対するマネジメント方法を開発するとともに,その効果を検証することを目的として、長崎がん看護・リハビリテーションマネジメント研究会が結成されています.

「外来化学療法血液がん患者に対する運動指導の効果検証」を研究として行いつつ、年に1回医療者向けに講演会を開催しています。

がんに関わる多くの職種の役に立つようなテーマで毎回講演会を開催させてもらっています。

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特別講演1

特別講演1は、佐世保中央病院の言語聴覚士の立木先生、山口先生にご講演頂きました。

本研究会では、初めての言語聴覚士さんの講演でした。

胃がんや大腸がんでは術後に誤嚥してしまい肺炎を起こしたりもするので、言語聴覚士さんが嚥下機能改善のためのリハビリを行うことがあります。

佐世保中央病院では、術後だけでなく術前から嚥下機能を評価しているようです。

さらに、嚥下に関する知識や情報を共有し、言語聴覚士さんだけでなく、看護師さんでもできるような評価や嚥下練習を行ってもらうようです。

食事というの毎日行うことですので、1日1回のリハビリだけでなく、看護師さんと一緒に練習できると大変助かりますね。

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特別講演2

特別講演2は、長崎原爆病院の緩和ケア医である大原先生にご講演頂きました。

緩和ケアや緩和医療については、いつか記事にしたいと思っていますが、最近では「がんと診断された時からの緩和ケア」と言われています。

厚生労働省資料

終末期だけが緩和ケアという考えはもう古いということは知っておいてほしいところです。

 

今回は、緩和ケアにおける栄養療法についてご講演頂きました。

緩和ケアと言ったら、状態が悪くなって栄養状態の改善が難しくなる悪液質という状態が思い浮かびます。

しかし、緩和ケアであっても「悪液質」でなく、ただの「飢餓」である患者さんも多いということ。

やっぱり経口摂取が大事ということは大変勉強になりました。

やっぱり栄養は大事ですし、点滴なんかじゃなくて口から栄養を摂らなきゃですね。

健康な人でもがん患者さんでも、ある程度の年齢になると少しぽっちゃりくらいが長生きできるとデータが出てますので、ご高齢の方は痩せないように注意しましょう。

若くて著明に肥満な人は問題ですけどね・・・。

大豆由来のこだわりプロテイン「ジェシカズ・フォーミュラ」
まとめ
・第6回長崎がん看護・リハビリテーションマネジメント研究会の内容について紹介。

・胃がんや大腸がんの術前術後の嚥下機能の評価やリハビリについて聴講できた。

・緩和ケアにおける栄養療法の重要性について聴講できた。

・よっぽどの肥満じゃない限りは、痩せすぎないように、口から栄養を摂りましょう。

注意
このブログは、ガイドラインや論文などの根拠をもとに情報を発信していく予定です。

しかし、がんの病態や治療方法によっては、お読みになっているがん患者さんにはその情報が当てはまらない場合もあります。

記事の内容を参考に新しく何かを始める場合には、担当の医師や医療従事者にご確認いただくようお願いいたします。

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